″朝食は食パン派″という方は、 多いのではないでしょうか。
食パンは手軽な半面、食べ方がどうしてもワンパターン化してしまいますよね
そこで、少しの工夫でいつもの食パンをおいしくする方法をご紹介します。
少しの工夫で違う焼き上がりに
おいしい食パンを食べる第一歩は、自分の好みのパンを選ぶことです。
一言に食パンといっても、材料の違い、山型と角型といった形の違い、4枚切りや8枚切りといった厚さの違いなど種類はさまざま。
食パンにも個性があるのです。
例えばスーパーで食パンを3種類ほど買って、少しずつ食べ比べる。
すると、食感や風味の違いに気付くはずです。
食パンのキャラクターを知ると、より自分の食べたい味に近づきやすくなります。
パンは原料の小麦や水、作り手のこだわりなど、パンのことを知れば知るほど、
その魅力に引き込まれてしまいます。
そうなるとパンをトーストするときは真剣勝負。
うまくいくときもあれば、失敗することもあり、毎回が試行錯誤であり、感動の連続です。
普段より丁寧に焼く、半分に切ってから焼く、厚みを変えるなど″いつも通り″に少し変化を加えるだけで「あれ、同じ食パンなのに、 こんなに違うの?」と驚くはずです。
ぜひ、新たな出合いを楽しんでください。
食パンの焼き方
予熱は必須
予熱時間は長いほどいい。
トースター所定の時間か、1分以上は予熱しましょう。
切り込みを入れる
火通りが良くなり、カリカリした部分が増えるので食感の変化が生まれます。
バターも中まで染み込みます。
高温短時間で
ワット数や温度を調節できる場合、最大の設定で。
パンはトースターの中央に置く。
庫内の位置により焼きむらがある場合は途中でずらして、焼きむらができないように。
焦げ目はうっすらと
どんな食パンも全面がきつね色になるまでトーストすると焦げの味が勝ってしまいます。
″うっすらと焼き目が付き、 白い部分が残る″くらいで取り出すのがベスト!
焦げ方はパンによって違うので、予熱後1分焼いたら、あとは卜一スターの前で焼き目を見ましょう。
余った分は冷凍保存
ファスナー付き保存袋に食パンを入れて、しっかりと袋の口を閉じます。
ポイントは袋の中の空気を抜くことです。
鮮度を保つためには、買ったその日に冷凍するのがベスト。
トーストするときは霧吹きで水を両面に拭きかけてから焼くと、中がふんわりします。
食パンの個性を知ろう
食パンの種類は焼くときに型にふたをしない山食(山型食パン)と、ふたをする角食(角型食パン)の大きく二つに分かれ、更に切り方によって主に三に分かれます。
山食
山食焼かれるときに上から押さえ込まれずに生地がのびのびと広がるので、気泡が縦長で大きい。
舌触りはざらっとし、食感は″ふんわり″。
角食
角食は生地が伸びるとき、ふたにぶつかってしまう。
そのため、気泡は均一できめ細かい。
舌触りは滑らかで、食感は″もっちり″。

4枚・5枚切り
トーストしたときに、中のふんわり感を楽しめる。
具材と合わせるよりも、シンプルなバタートーストなどが向いている。
6枚切り
具材と合わせてもパンのふんわりした食感を楽しめる。
薄切りと厚切りの中間で、標準タイプ。
8枚切り
サクッとした食感を楽しむなら8枚切りがオススメ。
具材をのせたり、挟んだりするのに向いている。
食パンのおすすめレシピ
ツナとわさびチ一ズ

〈材料〉
食パン(8枚切り1枚)
わさび(適量)
クリームチーズ(適量)
ツナ(1/2缶)
キュウリ(1/4本)
タマネギ(1/8個)
① わさびとクリームチーズを混ぜ、食パンに塗る。
② ツナの油を切り、食パンにのせる。
その上にスライスしたタマネギとキュウリをのせる。
わさびをみそに代えるのもオススメ。野菜も大葉やクレソンなど、お好みでOK!
ホットサンド

〈材料〉
食パン(8枚切り2枚)
ウインナー(2本)
キャベツ(適量)
ゆずこしょう(適量)
オリーブオイル(適量)
① 千切りにしたキャベツを、ゆずこしょうとオリーブオイルであえる。
② 食パン2枚で①を挟み、
油を敷かずにフライパンで両面を押し付けながら焼く。
横でウインナーを焼く。
③ 両面に焦げ目が付いたら、ウインナーを挟んでいただく。

ウインナーはベーコンでもOK! お皿などで押し付けながら焼くと満遍なく力が入り、表面がサクツとします。